初心者に最適!!ズームレンズからのステップアップはF1.8/35㎜短焦点がいいわけ
朝晩の風が冷たくなってきて大分と秋も深まってきました。
大型の連休などで家族や友人とも出かける機会が増え、行く先々で出会える風景、草木、花、紅葉ついついシャッターを切る機会が多くなるこの季節、せっかく脱スマホで一眼レフデビューをしたのにイマイチ写真の写りが悪いなーと悩まれている方、その原因は実はレンズにあるかもしれませんよ?
初心者の方が最初に買う一眼レフはほとんどの人がレンズキットだから 。
多くの方が、一眼レフとはレンズを交換できることをご存じであると思います。
では、初めて一眼レフを買うときにレンズ資産がある方はいるでしょうか?
ほとんどの方は、レンズ資産が無くレンズも含めて一眼レフを購入することになったと思います。
いざ購入となったとき「私は50㎜F1.4(超高性能レンズ)と本体で」という男前な方はいないでしょう。大体の方が定員さんのおすすめの本体+レンズが1~2本のレンズキットを買われていることでしょう。
実はここに少しの落とし穴があって初心者モデルには暗いレンズ(F値が暗い)が多い
初心者向けのレンズの明るさを示すF値は大体がF3.5-5.6であのスマートフォン代表、アイフォン7でF1.8(数値が少ないほど高性能、高価)。
なぜアイフォンのカメラが綺麗なのかよくわかりますのね。*1
暗いレンズだとよっぽど条件のいい場面でないと(晴天でたっぷり光のある状況など)なかなかビシッとした写真は難しいです。
そこで短焦点レンズ(ズームなしのレンズ)の登場です。
・短焦点のいいところは画質が抜群にきれい。
ズームレンズではズームするために多くのレンズを使うので暗くなりやすい(ガラス窓が重なれば向こうが見えにくくなるのと同じ)ところ、ズームする必要が無いので作りが単純!!結果レンズ枚数が少なくでき明るくなる。ズームしない分画質に特化して作ることができる。またレンズが少ない分コストが下がり値段が安い!!
ではなぜいくつかある単焦点の中でもF1.8/35㎜なのか?
それは初心者モデルに使われるCMOSセンサーに由来します。CMOSセンサーとはレンズから入った光を受け、デジタルの信号に変換する部分です。いわばカメラの心臓です。その大きさがAPS-Cサイズというサイズが多いためです。
ではなぜAPS-Cサイズの大きさだと35㎜となるのか?それは35㎜というレンズの画角表記が昔の35ミリフィルムを基準とした画角表示で35ミリフィルム標準画角と呼ばれる画角50㎜に一番近いからです。
ニコンの代表的な35ミリ
Nikon 単焦点レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G ニコンDXフォーマット専用
ですと、画角は
FXフォーマット/35mm判換算:52.5mmレンズの画角に相当
とあります。
つまりAPS-Cサイズだと35㎜レンズが標準画角と呼ばれる、画角50㎜に一番近いから初心者でもファインダーをのぞいた時に自然に見え、扱いやすい。
上記の
ニコン AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
はいわば撒餌レンズと呼ばれておりメーカーも採算度外視のお値段アマゾン最安27,800円(2016年10月19日時点)で出されており、ニコンレンズでも1位2位を争う安さです。安さの割にはその写りもとてもよくシャープな線、背景のボケ、薄めだけどいい色のり、銅鏡も小さくコンパクトでプラスチックと相まって軽い!!ととてもいいレンズで私も大変お世話になりました。
(上の写真は ニコン AF-S DX NIKKOR 35㎜ f/1.8Gで撮ったものです)
まとめ
・ズームレンズに比べて画質がよく、ボケやピントの薄い写真など撮影の幅が広がる。
・作りが単純なためコンパクトで軽くて使いやすい。
・メーカーが交換レンズの普及のため、価格を抑えているために安価で買える。
・カメラの標準画角の50㎜に近いため初心者でも自然な感じで写真が撮れる。
ぜひこの秋はF1.8/35㎜単焦点で今しかない季節を切り取ってください。